29 Dec
29Dec

先日、スチューデントリーグが開催する毎年恒例のホリデー展覧会に参加した。実に3年ぶり。展覧会はクリスマス前の12/23に終了。戦績は・・・作品が一つ売れました。買ってくれたエンジェルには今後もお会いすることはないだろうけれど、このご時世、自分の作品に興味を持っていただいただけで感謝しています。同展覧会は去年は中止。今年も、オミクロン株による感染急増の直前に開催されてぎりぎりセーフといったところ。 

このホリデー展覧会に初めて参加したのは2006年か2007年。もう15年以上前になる。その時に提出した水彩画は、今でもはっきり覚えている。太陽が水面に反射してキラキラ光るイーストリバーの風景画。それはまた家族以外に売れた初めての作品でもあった。絵を展示会場に持ち込んだ時のこと。展示作業中の男の人から「この絵、他の作品に比べて際立っているね」と言ってくれたのを覚えている。その場は「ありがとう」とだけ言って立ち去った。きっとお世辞だろうと思って。まるで彼の言質が正しいことを証明するかのように、その作品は展示初日か翌日には売れてしまった。

 当時の自分の技術は、今に比べたら拙いものだった。けれども、作品の良し悪しと技術は必ずしも一致しないようだ。良い作品は確かに何かを発する。人を引き付ける何かを。その何かがわかればいいのだけれど・・・ 

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